世話焼きおばちゃんの都筑相談窓口

横浜市都筑区で活動中

ケアマネのつぶやき

 夏は高齢者(本当は誰でもですが…)にとって危険がいっぱい。食欲は落ちるし、脱水に陥ります。例年でも、点滴や補助食品でかろうじて夏越えされるのに、この猛暑では…
 担当する利用者が入院されました。治療が終わり退院が決まりましたが、主治医からは経管(胃瘘や鼻腔)栄養を勧められました。家族は高齢であることで「自然に」と思っておられ、悩まれました。口から食べる量が少なく、在宅では時間をかけ摂ることができますが、治療の現場である病院ではそうはいきません。それで栄養状態の悪化や脱水が予想され、点滴が不可欠となります。利用者の家族は病院ソーシャルワーカーに相談し、本人や家族の思いを伝え、主治医や担当ケアマネとの連携・コーディネイができました。そして造設手術をしないで在宅復帰ができました。
 この事例で、家族の介護力の低下により、本人の意向とは別に施設介護に頼らざるを得なくなることを体験しました。経済的な問題にも直面しました。
 先日横浜の在宅福祉を担っているワーカーズ・コレクティブが、市の健康福祉区局職員と介護保険に関する意見交換を行いました。来年の改定に向け、要望書を提出したからです。その後、横浜のケアマネ会議で「ワーカーズ・コレクティブらしさを持たなければ」と話し合いました。